「人生百年時代への挑戦」                望月 真

   日本政府の統計によると、日本人の平均寿命は近年長くなっているそうです。最近、人生百年時代が各方面で話題になっております。私ごとですが、七十歳代は米寿(八十八歳)まで元気に生きることが目標でしたが、最近、白寿(九十九歳)に変えました。この様な強気な思いを支える元気の源はテニスで鍛えた体です。明仁上皇とほぼ同じ五十年のテニス人生を送りました。現役時代は、テニスに熱中し、仕事とテニスを同じ水準で考えておりました。家庭では、テニス100%でした。子どもが小さい頃、子守を頼まれて子どもを連れてテニスコートに行き、試合中子どもを紐でフェンスに繋ぎプレーに熱中したこともありました。テニスコートを提供してくれた病院の看護師さんが見かねて紐を解いて子どもと遊んでくれました。この事は子どもの母親には話しませんでした。その息子は六十歳近くになり、二男一女の父親になりました。

 二年前の事です。硬膜下血腫の手術を受け、医者からテニスを禁止されました。それ以降テニスに代る軽い運動はないかと探しておりました。今年四月一日から、「つきみ野健康ラジオ体操」が始まりました。つきみ野自治会と下鶴間・つきみ野地区健康普及員が主催で、つきみ野1号公園を会場にして、毎日6時25分から6時50分までNHKの放送に合わせて体操をするものです。これに挑戦することを決め、三月から始まった準備期間から参加しました。朝早いこと、毎日であることで前夜の酒量は制限されますが、白寿に向かっての試練と思い乗り切ることができました。四月は雨で3日中止になりましたが、皆勤することができました。人生百年時代は順調であると勝手に思っております。